22日 1月 2020
アメリカ、ワイオミング州の野生馬の話。 アメリカでは土地管理局が定期的に野生馬を捕獲(ラウンドアップと呼ばれている)していて、捕獲した馬をセリに出したりカナダやメキシコに輸入したりして処分している。 捕獲後は一旦囲いの中で飼われる。 そのラウンドアップによって2頭の夫婦馬が捕獲され別々の地域に輸送された。 野生馬の生態を追跡していた団体がそのことに気づき、この2頭の居場所を探し当て、購入してめでたく再開させることができた。

20日 1月 2020
馬は遠くを見るのは得意だけど、近くを見るのは苦手。 正面のものは両目で見るので立体感を感じられるけれど、側面のものは片目で見るので平面的にしか見えない。 野生馬が生きていく上でいちばん大事なことは敵に襲われないこと。 そのため、馬やウサギなどの草食動物は側面に目がついていて後ろが見えるようになっている。

20日 1月 2020
光と暗闇への適応 光や暗闇に適応する時間は、人間に比べて遅いです。すなわち、明るいところから暗いところへ入ったとき(またはその逆)に慣れるまでに時間がかかります。 →ダンビュライトの放馬は光のせい?

17日 1月 2020
年間7000頭の引退馬が殺処分されている。 殺処分されたあと、ペットフードになる。 処分される前の馬のなかには、自分が殺されることを察知して涙を流す馬もいる。 このことについて、「経済動物だから」とか「牛や豚は食肉のために殺されているのだから馬も同じ」と割り切れるだろうか。 今資本主義は崩壊しかけていて、生き方を見直そうという動きが出てきている。 「お金さえあれば幸せになれる」ということが幻想であることがわかった。 これからの世界は、お金を求めない生き方にシフトしていくことになるだろう。

24日 7月 2019
妊娠11ヵ月目の雌馬は、出産が近づくと本能的に群れから離れます。 夜の間、群れは雌馬の近くに待機し、クーガー(ヤマライオン)などの敵が来ないよう見張り番をします。 出産が終わり、朝になると、生まれた仔馬は群れに加わり、群れとともに移動を始めます。 仔馬は生まれて数時間で、すでに群れの移動ペースについていけるようになっているのです。 ここが野生馬と飼育されている馬の違いでしょうか。 人間の赤ちゃんでは考えられないことですが、自然界で暮らす野生動物にとっては生後すぐに歩けないことは、敵に襲われるということを意味するのです。

29日 4月 2019
パドック・パラダイスの考え方では、馬房は馬にとっての最悪な環境になります。 馬は非捕食動物であり、クーガー(虎)などの捕食動物に襲われるというリスクの中で生きている動物です。 馬は、本能的に洞窟には入りません。4面を囲まれており捕食動物に襲われたら逃げることができないからです。 洞窟と同じ理由で、馬房や(競馬の)ゲートは馬にとって本能的に落ち着かない場所なのです。 馬は広い場所を好みます。一日中移動しながら生活します。 天敵に襲われないためには、場所を変えるのがちょうど好都合なのです。 馬の1日の大半は、草を食べるか、歩くか、仮眠するかのいずれかが占めています。 全力疾走で駆け抜けることはめったにありません。 脳波でいえば、常にα波の状態。 瞑想に近い状態で生活しています。 そのことを考えると、競走馬の生活(1日の大半を馬房内で過ごしている)が不自然に思えてきます。 競走馬は身体が弱いのは、血統の掛け合わせで近親交配が進んでいるからというだけではなさそうです。 日本で昼夜放牧を初めて採り入れたのは、社台ファームの吉田善哉さんだといわれていますが、吉田

21日 4月 2019
Paddock Paradiseとは馬の自然放牧モデルです。 過去に人間に飼われていた馬たちの自立を促し、できるだけ野生馬の生活に近づけることによって健康な身体を取り戻すことができるようになります。 青草の飼料を減らすことによって、蹄葉炎の発症を防げるようになります。