生まれたての仔馬

妊娠11ヵ月目の雌馬は、出産が近づくと本能的に群れから離れます。ときに、雌馬の姉妹が付き添うことがあります。

 

夜の間、群れは雌馬の近くに待機し、クーガー(ヤマライオン)などの敵が来ないよう見張り番をします。

 

出産が終わり、朝になると、生まれた仔馬は群れに加わり、群れとともに移動を始めます。

 

仔馬は生まれて数時間で、すでに群れの移動ペースについていけるようになっているのです。

 

ここが野生馬と飼育されている馬の違いでしょうか。

人間の赤ちゃんでは考えられないことですが、自然界で暮らす野生動物にとって生後すぐに歩けないことは、敵に襲われるということを意味するのです。